2023年8月1日
弊社元従業員が飼育する牛に対し虐待行為を行い、その様子を自ら撮影してSNSに投稿した事件(以下「本件」といいます。)について、動画をご覧になった皆様、消費者の皆様、関係各所の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
既に報道されておりますとおり、本件について元従業員及び弊社は動物愛護法違反の疑いで令和5年7月3日に書類送検されておりましたが、出雲区検察庁より、令和5年7月13日付で元従業員は起訴(公判請求)され、弊社に対しては不起訴処分がなされましたことをご報告いたします。弊社が不起訴とされた理由は、元従業員の虐待行為が弊社の「業務に関し」行われたものとはいいがたいことによるとの報告を受けております。
また、今回被害にあった牛の健康状態について、警察及び保健所の捜査・調査により、「外傷等、健康上の問題はなく、元気に過ごしていることが確認されている」旨をすでにご報告させていただいておりますが、改めて、当該牛の写真を掲載し、ご報告させていただきます。なお、牛の耳に装着されております「個体識別耳標番号」は、いわゆる「マイナンバー」に相当するものであり、弊社はもとより他の牧場様の情報等も含まれるため、個人情報保護の観点から塗り潰しで公表とさせていただきます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
弊社は本件について真摯に受け止め、今後同種の事態が二度と起こらないよう、役職員一丸となって、指導・教育の徹底及び再発防止に向けた取り組みを継続的に行い、信頼回復に努めてまいる所存です。
ところで、本件に関連して多数の方からSNS等でご意見をいただきました。事実に基づく正当なご批判を真摯に受け止めなくてはならないことは当然でございますが、他方において、明らかに事実と異なり、弊社の名誉・信用を著しく毀損する内容の投稿が散見されたこと、及び、ごく一部ですが弊社に対する業務妨害に当たると評価せざるを得ない行為がみられたことは誠に遺憾に存じます。今後はこのような言動はお控えくださいますようお願い申し上げます。
なお、弊社は、業務に対する影響等を考慮し、今後当分の間、一部のSNSについてはコメント欄を閉鎖、あるいは当該SNS自体を閉鎖することと致します。
事情ご賢察いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
株式会社 大田原農場
代表取締役 灘尾 哲明