搾乳・出荷
Dairy
年間出荷乳量7000tを1万tへ。最新のミルクパーラーで1000頭の牛達から搾乳しています。
育成哺育
Nursing
生後まもない仔牛を育成牛舎に移る45日目まで、私達の手で心を込めて世話をします。
飼料生産
Self-sufficiency
敷地面積150ヘクタールの広大な敷地で牧草飼料を生産しています。
常に最新の情報に触れつつ、世界最先端の管理を実践することにいつでもチャレンジしてく。それがわが社の社風といっても過言ではありません。もちろん要求される仕事のレベルは高いですが、しかし、高い目標を掲げ努力する事により、大きく成長することができると考えています。
また、海外の最先端酪農に触れる機会(海外視察)や、セミナーなどへの参加も積極的に行っていけるような体制作りを目指しています。
牛舎はフリーストール方式です。
牛たちが過ごす牛舎施設。毎日を健康に、快適に過ごしてもらいたい。
その思いが込められたフリーストール牛舎は、牛たちがいつでも自由に、
好きなだけ食べたり飲んだりできるように、そして休む時はゆっくりと快適に眠れるようにデザイン、
管理されています。専用の特殊塗料でコーティングされた、ピカピカの飼槽、
ステンレス製の清潔な水槽、たくさんの戻し堆肥が敷き詰められたフカフカのベッド、
そして搾乳に合わせて毎回きれいに掃除される、広々とした牛舎内で、牛たちは快適に過ごしています。
でも私たちはまだまだ満足していません。もっと快適に過ごしてもらうためにどうしたらいいか。
今後も様々な工夫を凝らして改善していきます。
一日3回の搾乳。ただ搾乳機器を装着し、ミルクを搾っているわけではありません。
一頭ずつ、専用のディバイスが取り付けられ、毎回の搾乳量をパソコンに自動記録。
ミルクの品質は、目視検査はもちろん、電気伝導率測定器を内蔵したミルクメーターでの自動チェックと記録。
他にも、活動量や反芻時間など、牛舎で過ごす牛たちの行動をモニターする機能を用いて、
健康状態の変化をデータ化し、搾乳時の牛の状態を確認しながら搾乳しています。
多くの人が想像する、牧歌的な雰囲気とは違い、現代の様々なテクノロジーを駆使した、
多くの最新技術が牧場の中で使われています。
搾乳牛の体重は700kg以上。一日に食べる量は多い牛で30kg以上(乾物量)になります。 生産されるミルクは、多い牛で一日50kg以上。これだけのミルクを生産するには、 牛の健康状態が良いことが不可欠。だから、与えるエサは、牧草だけでなく、 トウモロコシなどの穀物をはじめ、様々な原料を用いて、カロリーや炭水化物、 蛋白質などのバランスはもちろん、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、 脂肪酸などのバランスについても精密に計算されています。 そのバランスの精密さは一頭あたりで考えるとグラム単位。しかし、餌を与える頭数は1000頭。 国内最大級の大型ミキサーを使いながら、スピーディーに、そして正確に飼料を作って与えていきます。 今日は昨日より食べた量が100g多かった、少なかった。 それはなぜか?毎日の様々な変化を考慮しながら、考える毎日です。
大田原農場での一年間の出生頭数は約900頭。毎日2~3頭の新しい命が生まれてきます。 生まれてきたかわいい子牛たちを、健康にしっかり育て上げることは、牧場の将来のために、 とても大切な仕事です。毎日の哺乳頭数は200頭。 すべての牛に哺乳瓶でミルクを飲ませる・・・わけではありません。ここにも最新技術が。 それは哺乳ロボット。子牛たち一頭一頭につけられたセンサーで、機械が牛を識別。 生後の日数とプログラムされた哺乳計画をもとに、哺乳ロボットがミルクを作り、与えていきます。 しかし、子牛はまだまだ幼くて病弱。牛舎内を細かく見回り、健康状態を常にチェック。 異常があれば場内の専属獣医師によって、即治療。 また、牛の成長具合を見ながら必要に応じてプログラム変更など、繊細な管理を実践しています。 大変なことも多いけど、幼い子牛たちが可愛くて仕方がない。 まるで我が子のように、大事に育てていきます。やがて成長し、母となりミルクを生産しだせば感無量です。
西日本屈指の草地面積を保有する。それも大田原農場の特徴。 その面積は60ha(ヘクタール)。東京ドームが4.7haだから、草地だけで約13個分。 慣れるまでは地図がないと作業できません。 この広大な牧草地で活躍するのが大型トラクターや作業機の数々。 中には北海道や外国でしか見られないような大型農機も。良いミルクづくりは、よい土づくりから。 堆肥を撒いて、種を蒔き、時期になったら素早く刈り取り。 スピーディーにそして正確に作業するためにGPSも搭載。 こんなところにも最新技術が取り入れられています。
毎日発生する、牛たちの排泄物。これらは牧場内の処理設備を用いて、堆肥化されていきます。 もちろんここにも最新技術と設備が導入されています。毎日安定的に堆肥化を進め、完熟堆肥を生産。 出来上がった堆肥は、しっかりと高い温度で発酵された良質堆肥。 これを一部は牛たちのベッドの敷料として利用。残りは広大な牧草地の栄養源として散布されます。 良い土を作り、その土から良い牧草を作り、その牧草から良いミルクを生産する。 そして発生した堆肥を用いてまた土づくり。このようなバランスの良い循環農法が、 安定経営には欠かせない、重要な要素となっています。